対面する「人とのつながり」だから予想を超えてくる

対面する「人とのつながり」は、まず会話から始まります。会話の中では、情報交換が行われたり、相手の人間性を垣間見ることができます。

特に雑談の中では、思いもよらない展開になることがあります。相手の出身地や過去の経験が自分と重なると、一気に会話が盛り上がりますよね。堅苦しい話題ではなく、何気ない世間話や身の上話の中から、共通点が見つかることもあります。自分の経験や、逆に相手の経験から、必要な情報を得られることもあるでしょう。

私たちは、共通点を通じてお互いの距離感が縮まると感じるようです。
対面することで、人は自身の経験を通じてさまざまなことを感じ取ることができます。相手に好意を抱くと、無意識のうちに「仲間」という関係性を思い描くのかもしれません。そして、会う回数が増えるほど、その「仲間意識」は強まっていきます。

出会った仲間に自分のことを話すと、精神的に落ち着きます。また、話すことで自分自身を再認識することもあります。言葉にしようとすることで思考が整理され、伝えたいことを強調しながら話すため、話しながら自分の考えが明確になっていくのです。
生きていく中で、人との関わりは避けられません。人とのコミュニケーションを通じて、感情が高まったり、逆に悩んだりします。そのような経験が、私たち自身を成長させていくのかもしれません。

「話をしてすっきりした」と感じることがありますが、それは感情を吐き出すことで、心が軽くなるからだと考えられます。
よく「ブレインダンプ」という手法が使われます。悩みや迷い、混乱を感じたときに、頭の中のことをすべて書き出すという方法です。思いついたことをただ紙に書き出すだけですが、非常に効果が高いため、ビジネスや心理の分野でも用いられています。書き出した内容をあとで整理・分析しますが、何も制限を設けずに吐き出すことが重要とされています。

人との会話にも、それと似た効果があるのではないでしょうか。誰かに話すことで、心の中の思いを吐き出し、それを可視化することで気持ちが軽くなるのかもしれません。
私たちは時に、自分の自己肯定感を下げてしまったり、まだ起きてもいないことに不安を感じ、その準備をしてしまうことがあります。これは自己防衛の一種かもしれませんが、心の中を吐き出すことは、その自己防衛に先立つ重要なステップかもしれません。

こうして考えると、人との会話には、心の内を「吐き出し、整理する」という大切な役割があるのだと思います。
会話の中には「相手」がいます。その相手の状態も影響するかもしれませんが、自分の話を聞いてくれる「仲間」の存在を持つことは、とても大切なことだと言えるでしょう。

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