「知恵を得る」場に身をおくことが自身のレベルを上げていく

「知識」=情報や理論 「知恵」=経験に基づく実践的判断

生きていく上で「知恵」「知識」はどちらも大事なものです。私たちは日々色々な判断をしなければなりません。そこには「知識」が必要です。しかし、人それぞれに環境や条件が異なります。私たちが必要なことは「知識」も必要ですが、経験から得られる実践的な「知恵」が必要になります。

「知恵」を得るために必要なことは、経験をすることですが、様々な条件においての経験は中々できるものではありません。私たちは、人の経験を聞くことができます。過去に経験された人と出会い、経験に基づく「知恵」を得ることができるのです。

「知恵」を得られる場に「交流会」があります。
交流会での経営者や専門家との出会いから様々な問題解決の「知恵」を得られることが予測されます。

① 苦境の乗り越え方(逆境での意思決定)
知識:「倒産危機にはコスト削減と資金調達が有効」という理論
知恵: 実際にリーマンショックやコロナ禍を乗り越えた経営者から、「社員のモチベーションを保ちながら資金繰りをどう切り抜けたか」「信頼できる金融機関との関係づくり」など、教科書には載っていないリアルな判断や行動を聞ける。
→交流会の力: 経営者同士の会話だからこそ、失敗談やギリギリの判断なども含めた本音の話が聞ける。

② 人材との向き合い方(リーダーシップ・採用・組織作り)
知識:「優秀な人材は報酬や制度で惹きつける」という定説
知恵: 実際には、報酬だけでは人は動かない。交流会で出会った経営者から「社員の心を動かす言葉のかけ方」や「辞めそうな社員に何をしたか」といった体験談を聞くことで、自分なりの人材マネジメントの指針が生まれる。
→交流会の力: 組織課題に悩む経営者同士でしかわからない、「人」に関するリアルな葛藤と工夫が共有される。

③ 事業成長のタイミングと「引き際」
知識:「成長フェーズでは投資を拡大すべき」というセオリー
知恵: 他の経営者の話から、「拡大路線が裏目に出た経験」「撤退・売却のタイミングの見極め」など、机上では学べない“引き算”の経営判断が参考になる。
→交流会の力: 成功だけでなく失敗を語る場でもあるため、「判断ミスがどこで生まれたか」など貴重な学びがある。

知識は本やセミナーからも得られますが、知恵は「他者の経験と自分の問い」が交わることで生まれるものです。交流会はまさにその場です。経営者としての「生きた勘所」を磨く意味でも、積極的な交流は非常に有意義です。

交流会も様々なスタイルがあると思います。交流会が、経営者同士がゆっくりと情報交換できたり、その後も継続してコミュニケーションを構築できるものであれば「知恵」得られる場としてとても有効な場所であると言えます。

「知識」を得て「知恵」を得る場に身を置く事で、自分自身のスキルアップにレベルアップにつながります。

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